虹釜太郎／円盤／2014年12月25日／文庫サイズ・78頁

「暴力的なのに紳士で優しい。恋愛に似ている」（帯　三角みづ紀　詩人）

1990年代に渋谷のビルの一室でパリペキン・レコーズを開業、その後レーベル不知火、360°を立ち上げ、ありきたりでない音の世界をぐいぐいと広げてきた虹釜太郎。音に加えて食の探究でも知られる彼のカレーにまつわるフリーフォームな文章。
コピー誌で人気を集めた作品を大幅に増補し、赤、黄、緑、黒、の文庫4冊に。
黒は本文も黒い紙にシルバーグレーのインクがクール。

内容：
巨鯨第七腸室室長／巨人のつま先／白黒カレーのラメラフラン／鱗と蛹／狐と狸／がんもたぬ／五郎八忌／懲役三八六五年／どっちあっちの熱々／風ビリヤニ／華南動物園前稀飯店／ゴーグルカレー／花季地弓／暇炭／天竺宿相撲顛末聞取控／虎と蟻／入鯨式