Alec Dunn, Josh MacPhee／PM Press／2010年／127mm×178mm／144頁

「『ＳＩＧＮＡＬ』は政治的グラフィック、創造的プロジェクト、国際的な抵抗活動および解放のための闘いを記録し分かち合うための出版シリーズである。パリ・コミューンにおける画家や詩人から、近年の反グローバリゼーション運動におけるウェブデザイナーやコーダー、グラフィティ・ライター、ストリート・シアターのパフォーマーまで、アーティストおよび文化労働者たちは常に動乱と抵抗の中心にいた。『シグナル』は、こうした世界各地の闘いにおいてアートと文化が担った、しばしば見過ごされがちだがきわめて重要な役割を明らかにするため、わたしたちの歴史を深く掘り下げる。」（裏表紙より・Lilmag訳）


ヴィジュアル作品を駆使して社会に積極的に働きかける活動を続けてきた Justseeds Collective のアレック・ダンとジョシュ・マクフィーが監修する「国際的政治的グラフィックおよびカルチャー誌」。
創刊号で取り上げられているのは、２００３年から政治的シルクスクリーン・ポスターの制作活動を続けている３人組「トーラー・トゥパク・アマル」、オランダのパンク・コミック『レッド・ラット』のヨハネス・ヴァン・デ・ウェールト、貨物列車の車両にメッセージを残すアメリカ中西部のグラフィティ・ライター「ＩＭＰＥＡＣＨ」、メキシコ６８、アドベンチャー・プレイグラウンド、１９６１年から７０年まで10年間にわたって『アナーキー』誌の表紙デザインを担当したルーファス・シーガー。
いま現在起こっていることと歴史と、両方へ目配り。
テキストは英語。